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日常

何も特別なことはない。

ごく普通の日常の出来事、この出来事がとても重要なこと

毎日同じことを繰り返しているように見える

 

しかし、同じことは起きてはいない。

同じように見えているものは、自分の都合でしかない

私たちは、何か特別なものを求める

特別な経験であり、特別な知識、何か特別なものを求める。

 

私たちの欲望は、特別なものを作ろうとする。

自分だけの、特別なもの

特別な何かを求め、うろうろする。

 

私たちの目の前に起きていることは、昨日とは違うもの

同じように見えているだけであって

どこかが、違う。

 

違っているとこが、見つからないのに

特別なものを、求めている

特別なものを与えられても

また違うものを、求めて生きていく。

 

求めて求めて、いつまでも苦しみ

苦しみの中にいることにつかれて

倒れるまで、求め続ける。

 

毎日同じことは起きていない。

一瞬がすべてを作り、違う姿を現してくる

そのことに気づくこと

気づいたときには、また違うことに変わっている

 

同じことを、語ることはできない。

同じものを、与えることもできない。

同じものを、手に入れることはできない。

 

毎日の日常は、すべて違っている。

その中にあって、苦しみを感じることは

また別の事であって、周りの出来事とは何の関係もない。

苦しみは、自分の中にある。

 

周りの日常は、自分の苦しみとは関係がない。

ただ、影響を与えているだけであって

気づいた後には、消えている。

 

残っているのは、自分の苦しみだけ

自分の苦しみを、どうにかするのは自分の仕事

その手伝いは、瞑想がしてくれる。