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生まれた理由

今日は、自分の人生の一部を語ります。

 

私が生まれた理由を、知りたかった。

生まれても、何もうれしいことがなかった。

周りの人が楽しいと感じているのかさえ分からかった。

 

誰も信じられなかった。

すべてが、自分に関係のない物であり

相手の都合でしか、語っていないのが分かったから

だれもが、自分自身が見えていない

 

こんな人生で、生きているのが意味がないように見えていた。

なぜ生まれたのか、そのことに意味があるのかさえ分からなかった

生きていれば、そのうち楽しいことも分かるだろう

生きてさえいれば、何かうれしいことが起きるに違いない

 

どんなにつらいことが、あっても必ずうまくいくものだと信じていた

その生活の中で、自分を殺し

楽しいことも、うれしいこともない

ただ、耐えることしかなかった。

 

耐えても耐えても、いつも苦しいことしか起きなかった。

生きることをやめることも考えた。

自殺だ。

 

それは選べなかった

いままで、自分を苦しめた相手が喜ぶように思えたから

苦しめられた上に、自分が自殺してさらに喜ばすなんて選べなかった。

まあ、これは自分の妄想であって

苦しめた相手は、なんとも思っていない

 

自分の妄想の中に、捉えられて生きていた。

 

そのなかで、瞑想に出会った。

それから、瞑想をはじめた

瞑想をしても、幸せなんてやってこなかった。

それでも、瞑想は何かしらの変化を与えてくれていた

始めたころは、何も理解していなかった。

 

変化も、ほとんど感じていなかった。

瞑想で感じていたことは、ほんの小さな変化でしかなかった

それが、どんな意味を持つのかもわからず

瞑想を続けていった。

 

瞑想を始めてから、約9年のあと

啓発が訪れた。

この時初めて、苦しさの意味が分かった。

啓発するためであり、生まれてきた意味そのもだった。

苦しさを感じること、そのことが生まれてきた意味

 

苦しさをよけることなどできない

よける必要さえないことを知った。

ただ、与えられたものを受け取ることしかない

それが生まれた意味そのだった。