恐怖は、どこにでも隠れている。
誰も恐怖から逃れることはできない。
恐怖がすべてを作っているといってもいい。
私たちは、その行動、考え、すべてにおいて
恐怖が基準になっている。
恐怖しかない。
この恐怖を、どの様に克服するかが
人間の行動原理と言っていい。
毎日の、ニュースで流れ来るものは
すべて、恐怖でしかない。
なら、その恐怖は、どこから来るのか?
恐怖は自分の中にある。
どこから来るのではない。
自分の中から、あふれてくる。
それが、恐怖
過去に経験したこと、未来に対する不安
ありとあらゆる場所から感じられるものから、自分の中に恐怖があふれてくる。
恐怖は、隠すことはできる。
どんな形にも姿を変えて恐怖は、隠れる。
それは、感情にもだ。
怒り、悲しみ、嬉しさ、妬み、喜び
あらゆる、感情にも隠れる。
恐怖は、私たちそのものと言ってもいい。
人間の行動、判断基準そのものが恐怖である。
恐怖にとらわれた人間は、ただただ怯えるしかない。
恐怖はそれくらい、大きなものだから
恐怖にも、弱点はある。
その弱点とは、恐怖には何もすることができない。
これが、恐怖の弱点
恐怖に対して、何かをする必要はない
恐怖は何もできないのだから。
私たちは、恐怖に対してただ眺めていればいい。
眺めて、味わってそして勝手に消えていく
それだけで、恐怖は消えていく。
もう一度、恐怖が表れてきたなら同じように
眺めて、味わって繰り返すだけ
恐怖には、何もすることができない。