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無とは、空の別の言い方ともいえる。

違いは、ほとんどない。

違いと言えるのは、次元の壁を越えているか?いないか?

でしかない。

 

次元の壁は光の先にある。

よく言われる、光の一瞥のときに見える光を超えるところ

それが、次元の壁と言える。

 

無には、制限がない。

どこまでも、何もないから

すべてが無になる。

だからと言って、何もないわけではない。

ここに、言葉の矛盾がある。

 

言葉で、無を表現することはできるが

すべてを言い表すことはできない。

ただ、壁があって、その先が無であるとしかいえない。

 

この無にたどり着くことが、啓発であり悟りである。

空と無は、同じでありまったく違うものでもある。

このことを、言葉で言い表そうとすると

すべてが矛盾になる。

 

無は、無でしかない。

空は、空でしかない。

おなじである。

私たちの思考では、捉えられない。

つもうとすると、つかむことができない。

 

思考の判断を超えたものが、無。

無を説明することはできない。

ただ、そこにすべてがある。

そして何もない。

 

それが、無。