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仏教でいわれている「空」

これは、何も特別なものではない。

誰でも、どこでも、知っているものであって

「空」を知らない人はいない。

ただ、知識として知らないだけであって

知ってしまえば、それでおしまい。

 

「空」とは、私たちの思考と思考の間にあるものを指している。

思考と思考の隙間を空という。

正確には、「一部の空」になる。

この「空」は、私の全体であり

部分ではないところ。

全体からあらわれてきている、部分である私個人が感じている場所

 

私たちは、「空」から離れていくことはできない。

「空」があってこそ、私がある。

私がなければ、「空」を感じることはできない。

ここにも、生まれてきた意味がある。