目の前に、現れてくるものすべては幻である。 確かにすべては、幻にすぎない しかし、すべては存在している。 存在しているのに、幻とはどういうことか。 存在と幻は対立していない すべてが同時にある。 私たちは、同時に物事を観察することはできない それぞれを、別のものとして認識してしまう。 それは思考の働きでもある。...
人間は変化に恐れる。 変化することに、怯えいつまでも同じ苦しみを手放そうとしない。 怯えて握りしめている、その苦しみこそ捨てたいと思っているのに 自分の変化に怯えて、いつまでも同じ苦しみを握りしめる。 苦しみは、自分で作り握りしめる。 同じことを繰り返し、誰かの責任にする。 自分は、悪くない すべて他人が、与えたものだと 自分の中を見ないで...
絶望とは 希望をなくすことではない。 何かに、依存していることを捨てること。 依存しているものがある限り その先はない。 絶望するということは 今にあることを意味している。 過去と未来を捨てて いま起きていいることだけを、眺め対応すること 過去に依存している時、そこには恨みがある。 未来に依存している時、そこには怯えがある。...
言葉は自由である。 どんな言葉も、人間の取りようによって どの様にも捉えることができる。 その言葉に意味はない。 意味をつけているのは、その人であって 絶対の意味はない。 自灯明、この意味も取りようによって どの様にも意味を持つ 自分を照らす灯り 自分が灯りになる 自分の隅を照らす灯り。 それぞれが正しく、それぞれが間違っている。...
何も特別なことはない。 ごく普通の日常の出来事、この出来事がとても重要なこと 毎日同じことを繰り返しているように見える しかし、同じことは起きてはいない。 同じように見えているものは、自分の都合でしかない 私たちは、何か特別なものを求める 特別な経験であり、特別な知識、何か特別なものを求める。 私たちの欲望は、特別なものを作ろうとする。...
すべては、観察から始まる。 私たちは観察することができる 観察するために、意識を使うことができる。 意識は、観察するために存在している。 しかし、私たちはその意識を暴走させている 意識の暴走は、止めることができる。 意識を止めるのではなく、観察に向けることで 意識は、暴走を止める 暴走が止まった意識は、冷静に観察を始める。...
すべては一瞬でおきる。 一瞬ですべてが変わる。 長い間問題があることにさえ気づかず やっと、問題があることが分かり どうすればいいか分からずその問題を抱えていても 解決するときは、ほんの一瞬で解決する。 その問題を、大きくしているのはほんの些細なことである 小石のように、小さなつまずきが 私たちの問題の原因になってることが数多くある。...
今日は、自分の人生の一部を語ります。 私が生まれた理由を、知りたかった。 生まれても、何もうれしいことがなかった。 周りの人が楽しいと感じているのかさえ分からかった。 誰も信じられなかった。 すべてが、自分に関係のない物であり 相手の都合でしか、語っていないのが分かったから だれもが、自分自身が見えていない...
私たちのカルマは開放されたがっている カルマの解放は、自然と起きている ただ、瞑想によってそのスピードが加速される だからこそ、瞑想をすることを進めている 瞑想は、何も起きないのではなく すべての物事が起きていく中で、加速させていく働きがある 瞑想には、物事の中に起きているカルマを開放する働きがある どの様な瞑想方法も、この働きがある...
欲望は消えることなどない。 どんな、聖人でも欲望はある。 欲望が消えたなど、言っている人がいるなら その人は、嘘をついている。 人間は、欲望の生き物であり その欲望を、満たすために毎日、生活をしている。 その行為の何が悪いのか? 別に普通の事であって、特別悪いことではない。 ごく普通に、欲望を持ち...